【レビュー】2ndバージンのじょうずな捨て方 Season2 下|すれ違いと執着愛、傷だらけの再出発

どうも!アラサー腐男子のダイキです!
今回は、ずんだ餅粉先生の「2ndバージンのじょうずな捨て方 Season2 下」を読んだよ。いや~…上下巻ともに心臓に刺激が強すぎる!上巻のラブラブムードから一転、下巻はすれ違いとシリアス展開がたっぷりで、感情ジェットコースターだった…!智秋と慧の「いい男になりたい」っていう一生懸命さが、逆に2人の間に微妙な空気を生み出しちゃったり、狼森っていう当て馬が現れて波乱を巻き起こしたり、もう読んでるこっちもハラハラしっぱなし。けどね、だからこそ2人が成長して、最後にちゃんと気持ちを確かめ合うシーンがめちゃくちゃ心に染みた…。慧の愛重すぎるぞ…ってツッコミたくなるけど、それもまたご褒美。智秋の可愛さと2人の関係性、存分に味わえる今作、早速語っていくよ!

📝基本情報

作品タイトル:2ndバージンのじょうずな捨て方 Season2 下

シリーズ:2ndバージンのじょうずな捨て方

カップリング:リーマン ✕ アパレル店員

作者:ずんだ餅粉 先生

出版社:新書館

出版年月日:2025/07/01

📖あらすじ

恋人として新たな一歩を踏み出した智秋と慧。お互い「もっといい男になりたい」と張り切るものの、それが逆にすれ違いの火種に。そんな中、智秋に謎多き常連客・狼森がグイグイ接近してきて、二人の関係はさらにピンチに…!仕事や過去のトラウマ、嫉妬や不安が絡み合う中、智秋と慧はそれぞれ悩みながらも本音でぶつかり合うことに。AV業界を離れ、ただの恋人同士になったからこそ見えてくる本当に大切なものとは――?恋の迷路をぐるぐる彷徨った二人が、ようやくたどり着く答えに胸が熱くなる、シリアス&甘々な続編下巻!

🌟おすすめポイント

  • すれ違いからの再確認、2人の成長ドラマが胸熱!
  • ドSな当て馬、狼森の存在感がインパクト大
  • 智秋のトラウマと向き合うシリアス展開も丁寧
  • 慧の激重愛と執着ぶりが最高に刺さる
  • エッチシーンがしっかり濃厚&智秋の可愛さ全開

💬 感想・考察(ネタバレ注意)

いやー、読了直後のテンションがまだ抜けきらない。めちゃくちゃシリアスで胸がギュッと締め付けられる展開満載なのに、最後はものすごく温かい余韻が残る、そんな一冊だった。

まず、智秋と慧のすれ違い。これが本当にリアルで、どっちが悪いとか簡単に言えない感じが絶妙だった。恋人のために「もっと良い自分になりたい」って気持ち、すごく健気で応援したくなるけど、互いにそれをやり過ぎちゃうと、皮肉にも距離ができちゃう。「良くなりたい」気持ちと一緒に、自分の弱さとか未熟さも出てきちゃうんだよね。智秋が仕事で失敗してナイーブになったり、慧が嫉妬心爆発させて無理やり抱いちゃったり…この辺、めちゃくちゃ人間臭くて目が離せなかった。

そして狼森。こいつがまた強烈で、久々に「ちゃんと極悪な当て馬」ってキャラを見た気がする(笑)イケメンでエリートだけど性格はドSで性悪、智秋にグイグイ迫る感じが不穏すぎてページをめくる手が止まらん。個人的に、最近のBL当て馬はみんな妙に良い人すぎてパンチが足りなかったんだけど、狼森くらいクセのあるキャラだとむしろ清々しい。慧と智秋の間をさらにかき乱してくれて、物語のシリアス度がグッと上がった。

でも、読んでて一番刺さったのは、智秋のトラウマが再び顔を出すくだり。母親に捨てられた過去があって、「好きになればなるほど失うのが怖い」って刷り込まれた心の傷が、慧の強引さや怒りをきっかけにドンと浮き彫りになる。明るくて元気な智秋の裏に、そんな深い寂しさや不安があったなんて…。普段はニコニコしてるけど、実はずっと傷つきやすい子だったんだなって改めて思い知らされて、僕も胸が痛くなった。

慧もただの「重い男」じゃないんだよな。智秋にとっての初恋で、AV男優KEIとしての彼も大好きだったけど、実は慧自身も「高校時代の智秋」がずっと好きだったっていう、互いの「好き」のタイミングがズレていたのも切ないポイント。だからこそ、すれ違うし自信が持てない。だけど、AVの過去がバレそうになったり、職を失うかもしれない危機に直面したとき、「何が一番大事か」が2人の中ではっきりしてくる。ここがめちゃめちゃ熱い。恋愛って、楽しいだけじゃなくて、現実的な危機とか弱さに晒されて初めて「本気」になるんだなって思った。

そんな風にすれ違いまくった2人が、最後はちゃんと向き合って、お互いの過去も弱さも受け止め合えるようになったのが本当に良かった。慧がモデルの仕事に挑戦するのも「成長したい」という前向きな気持ちからで、智秋も狼森にきっぱりNOと言える強さを持てるようになる。2人とも、一度目は失敗したけど、「2ndバージン」=2度目のやり直しではちゃんと自分たちのペースで幸せを掴めたのがエモい…タイトル回収もお見事。

エッチシーンも相変わらず濃厚で、慧の攻めっぷりがさらにエスカレート(笑)ピアス姿で攻める慧の色気、やばかった…ちょっとした小道具やシチュエーションもフェチ心に刺さるし、智秋がグズグズにされる描写も可愛さと色っぽさの両方あって最高。2人の気持ちがちゃんと交錯してるから、読んでてドキドキも倍増。

あと、脇キャラもみんな良かったなぁ。智秋と慧の相談相手になる光輝や直斗も良い味出してるし、慧の職場の桜井さんや戸田さんも「変にちょっかい出すのでは…」という読者の不安をしっかり裏切ってくれる良い人たち。支えてくれる人がちゃんといる世界観が好き。

最初は「このまま共依存でダメになっちゃうのか?」とハラハラしてたけど、実はそうじゃなくて、「愛する人が弱点=強みになる」っていう成長物語だったのが嬉しい驚き。2人が過去の失敗やトラウマを乗り越えて、2度目のチャンスでちゃんと幸せを掴む。そんなサクセスストーリーとしてもめちゃくちゃ満足度が高い。

一言でまとめると、すれ違いと葛藤からの再生劇、そしてBLらしいドロドロと甘いエロスが絶妙にミックスされた傑作。慧と智秋のカップルは、これからも何があっても大丈夫だろうなって思える、すごく素敵なラストだった。いやー、BL好きな人にはぜひ手に取ってほしい!

🔍こんな人におすすめ

  • すれ違いから成長するカップルの物語が好き
  • 過去のトラウマ克服系ストーリーに弱い
  • 激重執着愛や依存系キャラが刺さる
  • 当て馬ポジションのエリートキャラに惹かれる
  • エロスもシリアスもバランスよく楽しみたい
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ダイキ

アラサー腐男子。いままで読んだBL漫画は1,500冊以上!好きな作家さんはヤマダさん(鯛代くん、君ってやつは)、山田ノノノさん(跪いて愛を問う)、鯛野ニッケさん(その夜のどこか、シリーズ)、ほかたくさん。学園モノが好き。ファンタジー系もちょっと好き。グロ、ホラーは苦手。なるべくハピエン希望。

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