【レビュー】飴色パラドックス 6|ケンカップルの同居騒動!甘くてちょっと切ない大人の恋

やっほー、ダイキだよ!
夏目イサク先生の大人気シリーズ「飴色パラドックス6」をレビューしちゃうよ。いや~、この2人、相変わらずケンカしつつもラブラブで最高!社会人BLでここまでイチャコラとリアリティ両立してるの、すごくない?今回のテーマは「同居」。恋人同士になってからの同居って、もう勝ち確かと思いきや…案の定ひと波乱あったわけで(笑)。
蕪木の不器用な愛情表現と尾上の猪突猛進ぶりが炸裂してて、読んでて「お前ら素直になれよ!」って何度心の中で叫んだか。前巻からの読者も初見の人も、仕事と恋愛のバランスで悩むリアルアラサー男子の葛藤にめっちゃ共感できるはず。しかも今回は、家族絡みのエピソードや脇キャラの活躍もたっぷり。イチャイチャもケンカも、全部が尊い!さあ、尾上と蕪木の同居戦争、今回も一緒に覗いていこうぜ!

📝基本情報

作品タイトル:飴色パラドックス 6

シリーズ:飴色パラドックス

カップリング:カメラマン ✕ 記者

作者:夏目イサク 先生

出版社:新書館

出版年月日:2021/12/01

📖あらすじ

週刊誌記者の尾上とカメラ担当の蕪木は、同僚でありながら恋人同士。前巻でようやくお互いの過去や気持ちに踏み込んだ二人、今回は「同居」という一大イベントに向けて本格的に動き始めることに。だけど、年末の忙しさや社内でのインフルエンザ流行といったトラブルが重なり、なかなか思うようにいかない日々。すれ違いや勘違い、喧嘩も勃発するけど、どんなときも最終的にはお互いを理解しあい、関係を深めていく二人の姿が胸にしみる!さらに、同居物件探しや引越し準備、両親への紹介など、現実味たっぷりなエピソードも満載。甘くてちょっぴりほろ苦い、ケンカップルな2人の「これから」に、目が離せない一冊。

🌟おすすめポイント

  • ケンカップル全開のすれ違い&仲直りが最高に萌える!
  • 正反対な性格の尾上と蕪木がますます深まる絆を見せてくれる
  • 同居をめぐるリアルな葛藤や大人の悩みに共感必至
  • 尾上の実家エピソードで家族愛と温かさにほっこり
  • 脇役、笠井くんの報われなさも思わず応援したくなる

💬 感想・考察(ネタバレ注意)

今回も期待裏切らないどころか、むしろ糖度爆上げ回!って感じで、読んでる間ずっと頬がゆるみっぱなしだった。仕事で忙殺される12月、インフルエンザで社内大混乱の中、ついに同居の話が現実味を帯びてきた尾上と蕪木。ただ、「同居しよう!」って一言でサクッと決まらないのが、この2人らしいんだよね。

まず、やっぱり蕪木。相変わらず愛情表現がヘタというか、いや溺愛してるのはダダ漏れなんだけど、本人は伝えてるつもりで尾上にはなかなか伝わらない(笑)忙しさで余裕がなくなると、つい「今は1人のほうが楽だよ」とか言っちゃう。これ、恋人に言われたらわりとグサッとくるやつじゃん。ここで速攻拗ねて暴走する尾上も、実に尾上らしい。早とちりで空回り、見てるこっちは「あーまたやってるよ…」って微笑ましさすら感じる。ケンカップルここに極まれり、だな。

でも、なんやかんやで最終的にはちゃんと向き合って、誤解が解けて、また一歩前進する。毎回同じこと言ってる気もするけど、この2人はほんと相性抜群。片方が不安でも、もう片方がそれを補って、結局支え合ってるんだよなあ。「喧嘩するほど仲がいい」の最高峰を見てる気分。

今回、個人的にグッときたのは同居お試し期間の提案。蕪木の「軽く考えすぎていたかな…」って言葉、すごくリアルだと思う。大人のカップルが長く付き合ってて、いざ同居ってなったら不安になるの、めちゃくちゃ共感できる。恋人同士だけど、生活の細かいところで合わなかったら…とか、変に気を使いすぎたりしたら…とか。尾上は突っ走るタイプだけど、蕪木が立ち止まって現実を見ようとするバランス感覚、羨ましいくらい。

そして、尾上の実家訪問エピソードも最高だった。実家に恋人連れて帰るってBL的にはけっこう大イベントだけど、尾上家はマジで尾上そのものって感じで、微笑ましすぎた。お母さんの明るさも良かったし、親子の顔と性格のシンクロ率にもほっこり。蕪木、恋人として紹介されるまでソワソワしてたのに、あっさり受け入れられて拍子抜け。尾上は「受け入れられないなんて考えもしない」って反応で、親子揃ってポジティブ(笑)この温度差、カップルの違いだけじゃなくて家庭環境の違いも見えて、なんだかんだで尾上のルーツが知れる良いエピソードだったな。

あと、今回もレギュラー脇キャラの安定感がすごい。笠井くん、もはや完全に尾上の恋愛相談役に板についてて笑う。最初はよくいる当て馬ポジかと思ってたけど、今や2人の関係を見守る良き友というか、笠井くんにもいつか幸せになってほしい…!カオリさんのお店での寝ぼけ蕪木も、普段ツンツンしてる分、素が出ちゃうギャップがたまらん。壁になってあのイチャイチャを毎日見守りたい…分かる、めちゃ分かる。

ちなみに、今回はエッチシーンなし。でも全然物足りなくなかった。むしろ、心の繋がりと日常のリアルさに萌えたし、2人の関係の熟成具合をしっかり感じられた。「セックスしなくてもこんなに甘いってどういうこと!?」ってくらい、尾上への溺愛感がページから滲み出てて、読後はごちそうさまでした…ってなるヤツ。毎度思うけど、夏目イサク先生のケンカップル描写のうまさは本当にピカイチ。

仕事も恋も順風満帆じゃないけど、だからこそ日常の小さな幸せや、すれ違いを乗り越えた先の絆の強さがリアルに響く。30代男子的にも、同居や将来のこと、仕事とのバランスで悩んだりするのは共感度高いし、こんなふうに大人になっても恋してる2人を見ると、ちょっとだけ自分も頑張ろうって思える。

さてさて、次巻からはいよいよ同居スタートみたいで、今からめちゃくちゃ楽しみ!この2人ならケンカもイチャイチャも、全部ひっくるめて幸せになってくれるって信じてる。ケンカップル好きにも、じっくり熟成系のBL好きにも激押しの1冊。まだ読んでない人は、ぜひ手に取ってほしいな。

🔍こんな人におすすめ

  • ケンカップルのイチャイチャが好き
  • リアルな大人の恋愛模様に共感したい
  • じれじれ甘々な関係性を楽しみたい
  • エロなしでも満足できるBLを求めている
  • 同居・同棲テーマの物語が読みたい

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飴色パラドックス 6

飴色パラドックス 6

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ダイキ

アラサー腐男子。いままで読んだBL漫画は1,500冊以上!好きな作家さんはヤマダさん(鯛代くん、君ってやつは)、山田ノノノさん(跪いて愛を問う)、鯛野ニッケさん(その夜のどこか、シリーズ)、ほかたくさん。学園モノが好き。ファンタジー系もちょっと好き。グロ、ホラーは苦手。なるべくハピエン希望。

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