どうも、アラサー腐男子のダイキです!今日はBL界の金字塔、宝井理人先生の「テンカウント6」を紹介したいと思います!いや~ついに完結…終わってしまった寂しさと、読み終わった後の「これで良かったんだ!」な爽快感が同時に押し寄せて、感情が大渋滞してるよ。潔癖症の城谷さんと無愛想カウンセラー黒瀬くん、最初から波乱だらけだった二人の恋がどんな着地を迎えるのか…本当にハラハラしっぱなし。しかも、泣けるわ萌えるわ、黒瀬くんの意外な涙に僕も思わず「え、君が?!」って素で声に出しちゃったくらい。BL初心者にもガチ勢にもおすすめできる、心に残るラストなので、まだ手を出してない人はぜひこの機会に読んでみて!それじゃ、感想いってみよー!
基本情報
あらすじ
無愛想なカウンセラー・黒瀬と、極度の潔癖症を抱えた社長秘書、城谷。潔癖症を克服するために始まった「10項目の課題」もいよいよ終盤、二人の関係にも変化の兆しが。そんな中、城谷は自分が潔癖症になった原因に関わる女性、植田と偶然再会し、心の奥底にしまっていた過去の傷と向き合うことに。一方の黒瀬もまた、自身の過去と向き合い、臨床心理士という仕事への新たな決断に迫られる。お互いのトラウマを乗り越え、初めて本当の気持ちを伝え合う二人。手帳の最後の「10個目の課題」を前に、彼らが選ぶ未来は――?恋と再生の物語、ついに完結。
おすすめポイント
- 潔癖症の社長秘書×無愛想なカウンセラー、二人の恋がついに完結!
- トラウマを乗り越えて成長する二人の姿に胸が熱くなる
- 共依存と理想的な関係性の絶妙なバランスにハラハラ
- 濃厚なエロシーンが物語の感情をさらに盛り上げる
- 描き下ろしピアスエピソードが尊さ満点で萌え必至
感想・考察(ネタバレ注意)
潔癖症の城谷さんと、クールなカウンセラー黒瀬くん――ついにこのふたりの物語が完結したってことで、僕も正座して6巻を読ませていただきました。いやもう、テンカウントの終わりってだけで感傷に浸るアラサー男子、ここに爆誕。最初は「カウンセラー×潔癖症」って美味しそうな設定だな~くらいのノリで読み始めたけど、気づけばがっつり感情移入していた自分がいたよ。
6巻は、城谷さんが黒瀬くんをデートに誘うところからスタート。これまで受け身だった城谷さんが「自分から行動する」って、最大級の進歩!と思ってたら、まさかの昔のトラウマ製造機、植田さんと再会する展開に。いや、植田さん…癖が強い。城谷さんの人生に残した爪痕ヤバすぎて、途中「あんた、どんだけ…」とツッコミたくなったのは僕だけじゃないはず。
でもそんな植田さんに対して、黒瀬くんがピシッと鉄槌下すシーン!黒瀬くんのクールさが、最高に際立っていて思わず拍手。「サラッとやってのける男」って、こんなにカッコいいものなのかと再認識。あの瞬間のスカッと感、ある意味この巻のハイライトだよね。黒瀬くん、今まで無表情キャラで来てたのに、ついに城谷さんの変化を前に涙まで見せる……!普段クールな人の感情が爆発する瞬間って、どうしてあんなに刺さるんだろう。
そして、城谷さんも黒瀬くんも、それぞれ自分の過去―植田さんや西垣さん―と向き合って、乗り越えていく。やっぱり「他人の存在」って、どんなセラピーよりも効くんだなと。テンカウントって、表面的には「心の病と恋愛」っていう重めの設定だけど、実は「誰かと出会うことで自分を変えられる」っていう普遍的なテーマも詰まってる。しかも、共依存ギリギリの危うさと、最終的な「相互依存」への着地、このバランスが絶妙すぎて…。いや、BL読むってこんなにハラハラするものだったっけ?と自問したよ。
エロ描写も多めなんだけど、ラブシーンで感じるのは、ふたりの「気持ちの変化」と「信頼の深まり」。特に、城谷さんが自分から黒瀬くんにキスしたり、エッチに主体的になる描写は、成長物語としても最高のカタルシス。エロいのに、心が温まるってどういうこと?!って混乱しつつ、ページをめくる手が止まらなかった僕です。
描き下ろしのピアスエピソードも、個人的にはすごく好き。ピアスって、ちょっと「痛み」を伴う分、ふたりの絆を目に見える形に残す行為なんだよね。お互いにピアスホール開けあうって、めちゃくちゃロマンチックだし、ちょっとした儀式みたい。城谷さんの「俺、黒瀬くんに恋していたんですねえ」発言、普段の天然っぽさも相まって、可愛さ爆発だった。
欲を言えば、トラウマの掘り下げがもうちょい見たかった…って気もするけど、逆に「あっさりさ」が読後の爽やかさにつながってる気もする。これ、宝井理人先生の良さだよね。「重たすぎず、愛で包み込む」みたいな。
あと、テンカウントはBLジャンルの歴史を変えた作品って言われるけど、それも本当に納得。ガチで「売れるBL」の流れを作った一冊だと思う。心の病とかトラウマって、読む人によっては重いテーマだけど、それをここまで細やかに、でもエンタメに昇華して描けるのはすごい。しかも、キャラ萌えだけじゃなくて「人間の成長」にきっちり着地させてるから、読了後の満足感が圧倒的。BL初心者だった僕も、どっぷり沼に引きずり込まれました。
6巻読み終わった後は、「ああ、この二人に出会えてよかったな」ってしみじみ思ったよ。殿堂入り確定、神作品。宝井先生、本当にお疲れさまでした!テンカウントロスになりつつも、「二人が幸せなら全てよし」な気持ちでこのシリーズに別れを告げます(何度も読み返すので、またすぐコンニチハするけど)
こんな人におすすめ
- 心の傷やトラウマを抱えたキャラ同士の恋愛に惹かれる
- 潔癖症や心の病をテーマにした繊細なストーリーに興味がある
- カウンセラー×社長秘書という大人な関係性が好き
- 濃厚なエロと心理描写のバランスを重視したい
- ハッピーエンドでしっかり救われる展開が好み
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テンカウント 6